TECHNOLOGY 02

小ロットで、
自在な製粉に対応

小ロット製粉プラントでは、小麦・ライ麦・大麦・デュラム小麦の製粉を行っています。
種類の異なる麦を加工する場合、機器はある程度同じもので良いのですが、粉砕方法やコントロール方法、ふるい効率などは細かく設定を変えなければなりません。よって一般的には各麦ごとに別プラントを構えるものなのですが、それでは小回りの効く製粉はできません。そこで私たちは１つのプラントで異なる麦を製粉できるよう、写真のように複雑な配管を敷設し、各麦の加工ルートを確保しました。
本プラント創設に際して、配管は世界トップシェアを誇るオーストリアのメーカーへ直接発注。さらに、コンタミネーションなどの問題も考えて、清掃が行いやすい機器の選定も同時に行っていました。
私たちは、こうした努力によって食のクリエイターの熱意に応えるとともに、「生産者が自ら栽培した麦を味わえる機会」も提供したいと考えています。麦の味を確かめて、さらなる品質向上のきっかけとしていただき、福岡の麦の可能性を広げていきたい。小ロット製粉プラントには、地元の元気を支えるためにも稼働しているのです。